クラリッジスのスパに届けるユニークなサウンド体験

2020年、Synは音楽キュレーションクライアントのクラリッジス(Claridge’s)から、新しくオープンしたメイフェアのラグジュアリーホテル「Ora Spa」向けに、90分のサウンドトラック制作の依頼を受けました。日本の音をインスピレーションの源に、ニック・ウッドが作曲したこの90分間のサウンドジャーニーは、スパトリートメントを受けるゲストに音楽とサウンドを通じた体験を提供。スパはインジ・セロンによって設計され、特に日本をはじめとする東アジアのウェルネス要素に着想を得ており、このエリアのサウンドトラックと見事に調和しています。

作曲には、北日本・十和田湖のサウンドをPlantWaveの技術で収録したサウンドも取り入れられました。PlantWaveとは、植物の電気信号を音楽に変換するポケットサイズのデバイス。音楽コラボレーターとして、京都「両足院」の副住職・伊藤東凌さんが参加し、彼の読経とボーカルパフォーマンスが楽曲に収録されています。トリートメントルームでゲストに届けられるこのサウンド体験は、施術の各段階に合わせてタイミングが設計されており、ゲストをリラクゼーションの世界へやさしく導きます。

「Ora Spa」に向けたこのユニークなサウンドトラックは、ライセンス提供開始から5年目を迎え、スパの特徴的な演出の一つとしてゲストに愛され続けています。

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